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トピックス研究課題Ⅰ:「Society 5.0 for SDGs」の2021年度の活動成果①

経営情報学、データマネジメント、教育プログラムの研究開発、SDGs、フェアトレード

学内研究員:青山学院大学経営学部 教授、中邨 良樹

SDGsの取組みに有効なツールの一つである「フェアトレード」を対象に、生産から販売までのプロセスを一元管理し、供給者と受益者とのマッチングを支援するサプライチェーンプラットフォームを開発することを研究の目的とする。そして、どのフェアトレード商品にも適用できるロードマップを作成し、フェアトレードの普及、発展のための一助になることを目指す。

※画像をタップすると拡大図が表示されます。

具体的には(1)フェアトレードに関する法制度、管理システム、認証制度、収益・費用、現状・課題の明確化、(2)サプライチェーン上の収益・費用構造を明確にし、フェアトレード生産者への還元率の透明化、(3)どのフェアトレード商品であってもサプライチェーンプラットフォームを使えるようにロードマップの作成、である。本研究を通じて、フェアトレード市場に真の競争を生み出し、かつ生産国の還元や貢献を透明化し、フェアトレード全体の普及、発展を目指す。

次年度以降に向けた取組予定

  1. 歴史研究:フェアトレードの歴史と日本
  2. 消費者調査:フェアトレードに対する消費者調査
  3. 販売店調査:フェアトレード商品を売っている小売店調査
  4. 商品メーカー調査:フェアトレード商品に関するコスト意識調査
  5. メーカー歴史研究:フェアトレード企業の特徴の体系化
  6. 普及活動・コンサルタント調査:フェアトレードの普及活動をしている方への調査
  7. 生産者:現地生産者の調査
  8. プラットフォーム構想:1.~6.の情報をもとにプラットフォームのデザイン、開発

研究業績

  1. Yoshiki Nakamura and Nozomi Oomiya, “Applying the Topic Model to Hotel Reviews of Internet Sites and Analyzing their Results,” Journal of Global Tourism Research, Vol. 5, No. 1, pp. 15-20, 2020.
  2. Yoshiki Nakamura and Nozomi Oomiya, “e-Appraisals of Japanese Hotels and Their Effects on Ratings of Performance Indicator,” Industrial Engineering and Management Systems, Vol. 20, No. 3, pp. 398-411, 2021.
  3. 玉木 欽也, 佐久田 博司, 中邨 良樹, 高松 朋史, 新目 真紀, “P2Mを適用したプロジェクト型学習とアクティブラーニングを融合したグループワーク演習の設  計:未来戦略デザイン・ビジネスプロデューサーのオンライン教育に向けたハイブリッド型学習プラットフォームのシステム概念の提案”, 国際P2M学会誌, Vol. 15, No. 2, pp. 85-99, 2021.

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